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  • 執筆者の写真藤居 昌幹

森のもつ生命力

2020年9月19日


昨日は長浜市の北部にある菅山寺の山麓へ研修に行ってきました。

長浜市森林マッチングセンターの企画で

京都市のお住まいの三浦豊さんの案内による研修でした。

いやあ、とても素晴らしかったです。

なんと言いましょうか

森のもつ生命力の強さを改めて認識したということです。

森の語源は盛り上がるとうことも学びました。

森は自然なままの山、つまり自然林・原生林を指し

林は人が手を入れた山、つまり人工林ということも改めて知りました。

森林とは

自然なままの山と人の手が入った山を

合わせて呼んでいる名前です。

日本列島は国土の7割が森林

そのうち5割が自然林、4割が人工林、1割が竹林や無立林です。

森林の4割に手を入れているというのは凄いことです。

急斜面の多い日本の山です。

この4割というのは凄い数字です。

先人の努力にただ感謝あるのみです。

問題は林業です。

昨日の企画に三人の林業に従事しようとする青年と出会いました。

話を聞いてみると、林業で生活をする困難さが垣間見えてきました。

9月9日に還暦の誕生日を迎えた私です。

60歳までの人生で数えきれない恩人のお陰で

今の私がいます。

大きな恩から小さな恩まで

恩に大小はありますが

すべての恩をいただいた結果が今の私です。

一つの恩をこぼすことなく

いただいた恩に報いていく生き方をして

余生を行きたいと思っています。

その恩返しの手段が

山と木をまもり

まちと人を元気にすることです。

60歳からの人生

山と木をまもることに懸けて行きます。

昨日の研修でその思いがより強くなりました。

滋賀県の杉の木が、日本の杉の木が

素材という材として生かされる道でなく

原料や燃料になってしまう現実を看過するわけには行きません。

先人の苦労と工夫、たゆまない努力によって

育まれた4割の人工林です。

私たちの叡智を集めて林業を蘇生して行きましょう。

「素晴らしい」の頭文字は、素材の素です。

素直、素顔など飾らない、ありのままの美しさ。

素材も持つ、ありのままの美しい木材が生かせるように。

そう願いつつ、地道に歩んで行こうと思います。

先人の恩恵に感謝しつつ

報恩の心で子孫のために。

報恩感謝

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合掌

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