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  • 執筆者の写真藤居 昌幹

長浜曳山まつり

2020年4月9日記事


本来なら、今日9日は長浜曳山祭がはじまる日。

祭りの執行責任を負う總當番副委員長を拝命している私にとって

いよいよという日であるが、お祭りは秋へ延期に。


新型コロナウィルスの感染拡大により

お祭りを執行できる社会情勢にはなく

10月に執行することになっています。


外は、ウィルスの喧騒が嘘のように思える陽気

長浜では穏やかな日がつづき

一週間前のブログもサクラの話でしたが、サクラはまだまだ楽しめます。


サクラが終わると新緑の季節になります。

鮮やかに彩るサクラは心が和みますが

新緑の若葉のミドリは未来を感じ希望をもたらしてくれます。


新型コロナウィルスも

新緑のミドリとともに

泡のように消えて行けばと望みます。


最近、気づいたことがあります。

それは、山と町をつなぐ「木」の存在です。

みなさんの身のまわりに「木」はどれくらい感じられますか。


私の家は築80年の木造建築です。

小さな庭ですが、四季を楽しめる木々に囲まれています。

家具やテレビ台、生活空間の全体に「木」があり、とてもここちよいです。


一昔前は、木の文化に囲まれた生活が普通でした。

おひつ、しゃもじ、風呂おけ、まな板など

ありとあらゆるものが木の文化でした。


今の生活は便利で豊かです。

すべてが木に戻ればなどとは考えていません。

でも、失われた何かがあると感じるのは私だけでしょうか。


今、山は荒廃の一途を辿り悲鳴を上げています。

この現実を直視してカイゼンしていくには

山と町を「木」でつなぐことが大切では気づきました。


山と町を「木」でつなぐ。

そんなことを考える新しいコミュニティーをつくろうと

今、私は考えています。


長浜は人口12万ほどの小さな地方都市ですが

山林と田畑、そして琵琶湖に囲まれた

自然豊かな地方都市です。


ここで暮らしたい。

ここで働きたい。

ここで子育てをしたい。


今でもそう思える都市ですが

もっともっと多くの方に

そう思ってもらえる都市にして行きたい。


そういう都市に長浜がなっていけばと思います。

山とほどよい距離に長浜の中心市街地は位置します。

山と町をつなぐ「木」の存在であり、木の文化。


今年の春は、長浜曳山祭の囃子の音色が響かず

どこか物足りなさを感じますが

コロナに負けず、秋の祭典を執行して行きたいと思います。


報恩感謝

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