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執筆者の写真藤居 昌幹

合掌

2020年8月21日記事


八月に入って記録的な酷暑が続きます。

今後の事業の柱となる熱化学還元処理技術について

打合わせに行ってきました。

野村隆哉研究所は湖南市三雲の山間地域にありますが

その入口に妙感寺という

臨済宗妙心寺派の寺院があります。

御本尊様は千手観音さまで

なんと、私の守護神の仏様なのです。

感性が働き、野村隆哉研究所とのご縁を感じております。

臨済宗妙心寺派というと

長浜市南部に田村山という小さな山があり

その山の麓に多田幸寺という寺院があります。

多田幸寺さんと船浅とは

長い縁がございました。

こんなご縁です。

その昔、昭和20年ごろまで多田幸寺さんは尼寺でした

檀家も少なかったことから

長浜の町なかで托鉢をされていたそうです。

多田幸寺から長浜までは約3キロの道のり

車は無い時代ですから

もちろん歩いての行き来です。

長浜へ出てくるときは朝ですから明るいのですが

長浜から帰るときは夕暮れで

薄暗い夜道になることもあったようです。

尼僧さんですから夕暮れの道は危ないということで

船浅の若い丁稚小僧が

同伴して送って行ったそうです。

このようなご縁もあり

仲よくお付き合いをしていただいておりました。

しかしながら

前々住職がお亡くなりになり

前住職は体調が思わしくないなどで

僧籍を離脱されたため、今は無住の寺院です。

幸い、同じ宗派の良畴寺の住職が兼任してくださり

毎月八日の薬師如来さんの縁日は

お勤めをして下さっています

前々住職の和尚さんとは

祖父、父、そして私と

三代に渡りお付き合いをしていただき

私の子どもの名前も

お弁当をいただきながら

一緒に考えたのも良い思い出です。

輪廻転生であり、一大事とは即今只今の事也です。

いのちは永遠に地上に生きるのではなく

実にはかないものです。

和尚さんが亡くなられた時

私はその場に居合わせ

最期を看取らせていただきました。

懐かしい人生の一ページです。

いつしか

多田幸寺さんの本堂で座禅の会を開きたいと願っています。

和尚さんありがとう。


合掌 報恩感謝

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