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執筆者の写真藤居 昌幹

育てて行こう!木の文化。

更新日:2023年5月5日

2020年4月2日


サクラの花とともに暦は4月となり

緑の美しさが映える

新緑の季節を迎えようとしています。


みなさん、桜は楽しまれましたか。

今春は新型コロナウィルスの感染拡大のため

花見などの宴の自粛が求められています。


少々、物足りなさを感じないわけではありませんが

静かにサクラを楽しむのもいいものです。

でも、やっぱりみんなで楽しむのもいいですね。


春爛漫に咲くサクラ

キレイに咲き誇るサクラ

私たちに癒しと元気を与えてくれるサクラ


私たちの心が

サクラのようにキレイになるように努めて

私たちの姿もキレイにしていきたいですね。


長浜には曳山祭があります。

舞台の構造になっている山車が12基あり

子どもが歌舞伎を演じるお祭りです。


例年ですと

春の4月15日に本日とし

4月9日から17日まで祭典行事があります。


今年は新型コロナウィルスのため

秋に延期となり

10月9日から17日まで祭典行事があります。


このお祭りの山車の重さは約8トンあり、

4個の木製の車輪で支えて動かします。

この車輪の樹種はミズメザクラ。


長浜の祭の屋台骨を

ひっそりと静かに支えてくれている木が

サクラの木なのです。


水に強くて

丈夫で長持ちする

サクラの車輪。


先人の遺した知恵を後世に伝えつつ

伝承をしていくのが

今を生きる私たちの仕事です。


木はいろいろなところに使われています。

今一度、自分の身の回りを見てください。

どんなところに木が使われているのか。


大地に植生している木も

人の手によって加工された木も

私たちに何か語り掛けていませんか。


そのような木の声に

心を澄ませて耳を傾けてみてください。

あなたに何かを語っています。


今、貴重な木の文化が失われつつあります。

職人の仕事が激減しているからです。


育てて行こう、木の文化。


新しい木の使い方を考えて

先人が培ってきた木の使い方を見直す。

そんなことを考えて行きたいと思っています。


報恩感謝

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