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聖徳太子さまのご遺徳を偲んで

  • 執筆者の写真: 藤居 昌幹
    藤居 昌幹
  • 2023年5月5日
  • 読了時間: 3分

2022年2月22日記事


今日は数字(文字)通り「2」の数字が並ぶ日。

2022年2月22日です。2月22日は聖徳太子さまのご命日。

聖徳太子さまを偲んでお話しさせていただきます。

私ども「木」に関わる仕事をする者にとって

聖徳太子さまは大恩人なのです。

太子さまが開かれた仏教文化は木造建築文化に大きく貢献しました。

中でも、太子さま所縁の奈良県の法隆寺は

当時に建築された五重塔をはじめ

たくさんの木造建築が現存しています。

これらの木造建築技術は

木造建築のみならず

超高層ビルの免振構造にも生かされています。

「和を以て貴しとなす」の十七条憲法。

「日出る処の天子書を、日没する国の天子にいたす、恙なきや」の遣隋使派遣など

日本史上もっとも有名は人物の一人が聖徳太子です。

弊社が所在する長浜市には

「太子講」と称する、聖徳太子さまをお祀りする講がいくつかあります。

その一つが「長浜材木商太子講」であり、弊社も所属しております。

2月22日のご命日にちなんで年2回

毎年1月22日に初集会を開いて新年法要を行い

毎年5月22日には中間法要を行っています。

江戸時代中期から250年余り続く

「長浜材木商太子講」の会員であることに誇りを思い

後世にも永く伝承していきたい文化の一つです。

新年にも申し上げているように

本年より、弊社は「山と木のみどりをまもるプロジェクト」を立ち上げます。

本プロジェクトの究極の目的は、日本の林業を蘇生することにあります。

具体的な活動は次の三つを準備しています。

1.燻煙熱処理により形状が安定し腐食しにくくなる品質のいい木材の製造・加工により木材価格を適正化するビジネスモデルの構築。

2.木材価格の適正化による利益を山に還元する仕組みをつくり、山の経済価値を高めて山が豊かになる活動。

3.山が豊かになれば、河川と海が豊かになり、都市が豊かな生活につながることを多くの人に伝える活動。

日本の国土の約8割が山であり森林です。

国土の8割を占める山の経済価値が高まって山が豊かになれば

日本の経済は良くなると確信しています。

自然はすべてが相互扶助の関係でつながっています。

特に、水の循環は私たちの「いのち」の根幹であり

大気とともに深い関わりがあります。

海水などが水蒸気となり上昇し雲になり

雲が雨となって地上に注ぎ

山河を通して水は海へと流れていきます。

この循環の中で

山や木のみどりが健全であれば

海へと流れる水も健全を保つことができます。

人の手によって良くもなり悪くもなるのが

山であり、人の暮らしに身近な里山と河川流域の土地の有り様であり

この地域を健全に保つには人の考え方と行動が関係します。

私たちの未来である子どもたちのために

今、私たちができることを考えて

今、私たちができることを行動すること。

弊社は「山と木のみどりをまもるプロジェクト」を通じて

山の経済価値を高めて山を豊かにしていきます。

そして、山間地域に住む価値を創造していきます。

聖徳太子さまが遺してくださった「木の文化」

聖徳太子様のご遺徳を偲んで心を新たにし

「山と木のみどりをまもるプロジェクト」を推進していきます。


報恩感謝

 
 
 

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