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執筆者の写真藤居 昌幹

山と木のみどりをまもるプロジェクト

2022年6月1日


新緑が鮮やかなこの季節

山々を観ると心がホッとする

今日は、その山々のみどりについて話そうと思います。

森と林のはなし

森の語源は「木が盛り上がる」と言われ

林の語源は「木を生やす」と言われます。

森と林で森林となりますが、森と林の違いって何でしょうね。

4年前の秋、山歩きのイベントに参加したとき

森の案内人の三浦豊さんがこう仰ってました。

杉のあかちゃん

森は自然に木が育っていきます。

2016年の台風で倒木した大きな杉の木のそばに

芽生えたばかりの杉の芽が出ていました。

このように倒木しても

倒木した木は朽ちて自然分解してゆき

そのそばで新しい木の命が生まれて育っていき森は再生する。

そう、山を放置しても木は盛り上がり森となる。

山を放置しても・・・の話には

ちょっと抵抗がありましたが、そうなのだなって。

林はていねいに手入れを

一方の林は、人の手で植林をして

間伐など手入れをして木を健康に育てていく

そうして建築・木工の用材になるようにしていく。

人の手で木を生やすから林なのだと。

なるほどと頷きながら

山を良くするには森と林のバランスが大事だと感じていました。

この6月5日に甲賀市甲賀町「鹿深夢の森」で

第72回全国植樹祭の式典が開かれます。

この記念すべき年に始めるプロジェクトがあります。

このブログの表題にある

山と木のみどりをまもるプロジェクトです。

山と木のみどりをまもるプロジェクト

このプロジェクトの目的は、日本の山の経済的価値を高めることにあります。

現状では、山から木を伐り出すと

木の売価が伐り出す経費を下回るため収支は赤字です。

これでは山は放置されて荒廃が進みます。

この実情を多くの国民の方々に伝え理解していただきたい。

山と木をまもるプロジェクトは、山の実情を伝えることにより

山を良くすることの必要性を感じてもらい

山の経済がよくなることの大切さを感じてもらい

木で建てる家、木でつくる道具や家具を使うことの大切さを知ってもらい

その結果として

山の経済が潤い、山が美しくなり、河川に流れる水質もよくなり

下流域の海や湖が豊かになり水産資源にも好循環が生まれます。

私たちの未来である子どもたちのために

山と木のみどりをまもることの大切さを

一緒に考えていくのが、このプロジェクトです。

令和4年6月1日

本プロジェクトの始動に向けて

キックオフしました。

みなさんに共感していただけるように

一生懸命取り組んでまいります。

ご参加をお待ちしております。


報恩感謝

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