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執筆者の写真藤居 昌幹

山と木のみどりをまもる

2020年6月11日記事


先月26日に長野県の南木曾から木曽路を北上して松本市へ行ってきました。

目的は、ブログで紹介してきた野村式熱化学還元処理の実現について

意見交換をするためです。

南木曾木材産業の柴原社長さんに会社を案内していただきましたが

実に素晴らしい材木を在庫され

材木を活かし、日本の木造建築文化の発展に大きく寄与されています。

柳沢林業の柳沢会長さんにお会いして

昭和20年代から林業一筋で生きて来られた生きざまと

そのお人柄に感化を受けました。

柳沢林業の原社長さんは

女性経営者の視点で林業の現場に入り

林業をよくするために努めておられます。

長野県で大規模なバイオマス発電の稼働が始まるそうで、

稼働すると長野県の山林の枯渇が懸念されています。

規模を決める過程で自然との調和ということを考えたのでしょうか。

今年、山と木をまもるプロジェクトを立上げますが

日本の山、日本の木、日本の林業は

取り返しのつかなくなる一歩手前まで来ている感じです。

20万人の従事者が必要なのに、働いている人は5万人。

木材の需要構造が大きく変わり、山の木が生かせる仕事が少ない。

そのため、燃料程度の低い価値しかなく、素材そのものが生かせない。

今回、柴原社長さんとの出会いで

「林業の蘇生」というキーワードと出会いました。

残念ながら、蘇生という言葉が当てはまってしまう林業の現状です。

お客様が“本当に欲しい”と思う

木材の素材そのものの良さを生かした

住む人の心を癒してくれる「木の家」をお届けすること

そのほか

家具や玩具、インテリア雑貨など

日本のこころを表現したデザインの木の素材商品をつくること

こういう取り組みを続けることにより

木材の素材の価値を高まって林業が蘇生し

私たちの生活がより豊かになっていくと思います。

野村式熱化学還元処理は、木材の価値を高めるキー技術であり

この技術を活用して、人々の暮らしがより豊かになり

幸せを実現していただきたいと切に願います。

今から始める、山と木をまもるプロジェクト。

この和がどんどんと拡がって大きな和となり

山への関心が高まって、林業が蘇生していく活動に努めます。

報恩感謝

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