2020年2月6日記事
平成2年1月、待望の第一子を神様より授かった。
女の子ですくすくと元気に育ってくれた。
あれっ?と思いはじめたのは生まれて3ヶ月のころでした。
それは、顔や足、腕などに湿疹がちらほら出たからです。
アトピー性皮膚炎の症状でした。
私たち夫婦はお医者さんに掛かるなどして様子を見ていました。
そのうち喘息(ぜんそく)の症状が出るようになり、入院をすることになりました。
入院して数日が経ち、妻に代わって私が付添をしていると
看護師さんが点滴の中に注射器で薬を注入されたのです。
私は「何の薬かな」と疑問に思い尋ねると
看護師さんは「ステロイドですよ」と答えられたので
「え~!ステロイドを点滴に入れるの?」と急に怖くなったことを思い出します。
ステロイドはいろいろな場面で医療に使われます。
確かに効果はありますが、のちのち副作用がでるきつい薬。
そのステロイドを赤ちゃんの体内に入れるなんて・・・
信じられず、これは退院させないとたいへんなことになると直感し
お医者さんに相談すると、答えは駄目です。
当たり前の答えですが、私たち夫婦は退院させる決意をしたのです。
それからは、ステロイドに頼らないで子どものアトピーを治す。
この大きなテーマが、私たちの家庭に降ってきました。
当時は、両親と私たち夫婦、そして娘の5人家族でした。
家族がワンチームとなり食生活の改善をはじめ
無農薬で自作する畑を増やし、食品添加物の入っていない調味料を探し
子どものアトピーを治すために、情報を集めて一生懸命努めました。
お陰さまで、アトピーの症状はほとんど治すことが出来ました。
自然治癒力だけでは難しいところもたくさんありますが
昨年秋に結婚し、今年1月の誕生日で30歳になった娘は元気です。
この経験はアトピーの原因を探求することにつながり
食品、住環境、自然環境をよくすることで症状をほぼ皆無にすることが出来ると確信しています。
今でこそ、シックハウス症候群などと言われ住宅に使う建材も良くなっていましたが
平成2年当時はそういう言葉もありませんでしたが
家をつくる建材は、やはり自然の材木や塗り壁などを使うことが大事であると考え
30年近く、そういうことに配慮した家づくりの提案と建材の販売をしています。
また、ときどき続編を綴りますね。
報恩感謝
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