平成18年12月のクリスマスのころ、会社に1本の電話が入りました。 そのときの内容を述懐しますと、石原様から最初の電話で伺ったお話は・・・
- 10月下旬に東京から初めて滋賀県の渡岸寺に訪れ、十一面観音菩薩像をたいへん気に入り、次の日にまた訪れた時、偶然に観音堂近くの土地にめぐりあい、「終の棲家」の場所として夫婦で意気投合して選んだということでした。
- それから一ヶ月後の11月下旬に、土地購入決済のために再び湖北に来られました。そのときの天気が北時雨、湖北地方特有の寒いミゾレ交じりの天気だったようです。温暖なところで生活をして来られた石原様ご夫妻にとって、北時雨の寒さは驚きと不安だったそうです。
- この体験から、「これは家のつくり方を考えなければ」ということになったそうで、冬を温かく過ごせる家づくりの勉強を始まられました。これは12月上旬のことです。
- いろいろと勉強をした結果、ソーラーサーキットの家がいいということになり、インターネットで滋賀県の湖北で施工している会社を調べたところ、船浅の名前があり、当社に電話をいただいたとのことでした。
約20分お話を承ったでしょうか。これが石原様と私の出会いであり、ご縁につながっていきました。
年が明けて間もない平成19年1月18日のことです。石原様の奥様がお一人で東京から体感ハウスにお越しくださいました。事前に電話で約束しておりましたので、お昼前に到着された石原様を長浜駅までお迎えに上がりました。
さっそく、私の自宅にある「体感ハウス」に直行しまして、「ようこそ我が家へ」ということで、ランチタイムに始まり、石原様からいろいろなお話をじっくりと承りました。生まれ故郷のお話から、ご主人との出会い、息子さん夫婦のご様子のことなどなど。そして、肝心な家づくりに対する想いなどを、その日は夕食をはさんで、夜遅くまで・・・。途中、お風呂にも入っていただいて。そう11時ごろだったでしょうか、「そろそろお休みしましょうか」と切り出したのは・・・。
その晩は、ご宿泊いただき、翌朝は少し遅めの朝食を召し上がっていただきました。朝食後「家の中で話すだけでは」と慶雲館へ盆梅展を鑑賞にいくことになり、奥様とご一緒に歩いて鑑賞に行きました。まだ寒の内でしたので、朝9時すぎの気温は低く、静けさの佇まいの中に、まだ蕾が開いたばかりの初々しい梅が、にこやかに微笑みかけてくれました。ゆっくりと盆梅を楽しみ、我が家に帰ったのは10時半ごろ・・・。
玄関の戸を開けて中に入ると、「ふわ~っという感じのあったかい空気が体を包み込んで、体をあたたかく包んでくれました。」という言葉が、石原様のその瞬間に感じられたことだそうです。この体験が、石原様にとって、「体感ハウス」の温熱環境を実感していただき、ご理解いただいくことにつながって行ったと、述懐されておられます。
そうして、ランチタイムまで、再び昨夜の続きのお話をじっくりお聞かせいただきました。
翌月、2月中旬に今度はご夫婦でお越しくださいました。このときは、お昼間と夕食を体感ハウスでご一緒させていただきました。
それで、わが社にプランニングの提案をご用命くださいまして、現場の確認など、ご一緒させていただき、プランニング・設計・積算と作業を進めて参りました。その後の打合せは、私が東京に行き、INAXやパナソニックなどのショウルーム、喫茶店などを利用して打合せを重ねさせていただきました。
2月、3月、4月と回を重ねてじっくりと打合せを重ねました。そうして、4月12日にご契約、地鎮祭を行いました。石原様のご希望に副い、仏式での地鎮祭。導師を務めていただいたのは、多田幸寺の今は亡き、故中島義観和尚です。何といいましょうか、能の舞を演じていただいたような、実に神々しい地鎮祭でございました。たいへん有難く思っております。
地鎮祭の後、水盛やり方工事を行い、防湿防蟻断熱対策基礎に着手いたしました。
5月下旬の上棟を経て、外装下地・外装仕上げ工事、内部造作・内装仕上げ工事と、10月中頃までの約6ヶ月間の工事は天候にも恵まれて順調に進んで参りました。その間にも月1回のペースで石原様には現場にお越しいただき、私もまた、月1~2回のペースで東京に打合せに赴くという感じで、お互いが東京と長浜を往復しつつ、家の完成に向けて事を運んでいった次第です。
初雪も降る中にあって、外の寒さが家の中に居ると分からない程、どの部屋も20℃前後とほぼ一定で暖かく、素足でも木の床が冷たくありません。年々、暑さ寒さの変化に対応して行くことの難しい年齢になって来ている私たちにとっては、この暖かさは何よりも贅沢なことだと思っています。「SCの家」にして本当に良かったと満足しています。そして、まだ体験しない夏の暑さに対して「SCの家」がどれくらいの快適さなのか・・・今から期待でいっぱいです。
(ご入居されて2ヶ月経過したころ、2008年1月)



















