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ライフスケッチ ~笑顔いっぱいの家庭をつくりたい

笑顔いっぱいの家庭をつくりたい

 明治生まれの祖父は幼少に母を亡くし、父や兄も早くに亡くすなど、家族に恵まれませんでした。祖父は若くして亡くなった兄に代わり、先代から事業継承したのが昭和10年のこと。体感ハウスとして活用するため改修した自宅は、昭和13年に祖父が材木店のお店として新たに構えた家でした。「温故知新」は祖父が大切にしていた哲学ですが、祖父から受継いだ思想に基づいて、世間のお役に立って行きたいと思います。

笑顔いっぱいの家庭をつくりたい

 平成17年夏。「温熱環境のいい家」づくりが、お客様の健康増進のお役に立ち、社会のお役に立つことに気づいた私は、自宅を体感ハウスにすることの必要性を感じ、最初は自宅を建て替えることを検討しました。それは、断熱工法として選んだソーラーサーキット工法が新築住宅への供給を目的としていたからです。しかし、予てよりお客様に「100年住宅」「3世代、4世代に渡って住み継いでいく家」を提案していた私にとって、昭和13年に祖父が新築した自宅を築70年で取り壊して建て替えることに、どうしても踏み切れなかったのです。

 自宅を体感ハウスに・・・。それは、子供の時代を過ごした思い出が一杯詰まっている懐かしい家の屋根・外壁・内装を、一部を残して解体する工事から始まりました。古い建物には、私以上に父は愛着があったと思います。1階と2階の座敷はそのままに残したお陰で、仏間で手を合わせているとき、亡くなった祖父や祖母との懐かしい会話が回想されます。

 3月より基礎工事。ジャッキを使って家を持ち上げ、その下で基礎を作り直すという工事を行いました。工事を進める中で、特に工夫したことは2階正面の外壁の仕上げです。昔からの風合いを壊さずに外断熱をするという矛盾を克服することは、基礎工事につぐ難題でした。しかも、断熱材を連続させることと気密を確実にすることは必須条件でしたので、そういう意味では一番の隠し味かもしれません。詳しくは、体感ハウスでお話させていただきます。

先代の家を先代の家を
笑顔いっぱいの家庭をつくりたい

 2月の着工から10月の竣工までの9ヶ月間、変わり行く自宅を眺めながら、祖父が新築をした当時のことを想像していました。自宅を活かして「商い」をすることを、祖父は喜んでくれるだろうと、心を新たにしたことを思い出します。「建て替えなくてよかった・・・」と、しみじみと思う毎日です。

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