毎日が仕事や公用でとても忙しいご主人と、これまで現役で活躍してこられたご両親に、休みのときくらいはゆったりとやすらげる空間をつくりたいという、奥様からのご相談で始まった三枝家の家づくりです。
江戸時代から代々お医者様である三枝家にとって、先祖伝来からの愛着のある大事な土地を活かして計画を進めました。2階のご両親の居住スペースにあるリビングからは、ちょうど正面にお墓を望むことができるので、ご両親はとても喜んで生活してくださっています。
緩い斜面にある敷地は、高低差が約3mありました。既存建物を解体した後の整地、造成工事のときは、雨の日が続き、地盤からの出水に悩まされる毎日で、ここで1ヶ月も工程がずれ込んでしまいました。そのお陰で、地盤については地下水への対策も万全の期すことができましたし、「雨降って地固まる」が文字通りとなりました。
3世代がお互いのプライバシーを保てるように計画した間取りです。大きなメイン玄関を中心にして、それぞれの居住スペースの扉を開くと、そこは独立した家になるように工夫しています。家族全員が集うときは、時代を担う若い世帯が住んでいるスペースにある30帖のリビング・ダイニングに明るい声が響きます。庭とは木製デッキを通じてつながり、あたたかい気候のときは屋外リビングでのお食事で、大勢のゲストをおもてなしておられます。







