お客様が必要とする仕事をさせていただく。
それが代を重ねても変わらない、船浅の
一貫してきたコア・コンピタンスです。
それが代を重ねても変わらない、船浅の
一貫してきたコア・コンピタンスです。
社長ごあいさつ
当社は、慶長年間の創業以来、木に一筋に生きてきた会社です。
江戸時代は船屋浅右衛門の屋号で、琵琶湖や河川で使っていただく木造船を製作してきました。江戸時代に船町(現長浜市朝日町の北国街道沿いの南部に位置する辺り)には船大工を営む方が他にもおられたようです。
明治維新により世の中の体制は大きく変わり、やがて木造船に加えて、鉄材でも船を建造するようになっていきます。明治時代という激動の時代背景において、私の先祖は、その時点で将来を見据え、これかも船を造るのか、木の販売を商いとしていくのかを選択するときがありました。
そのような環境の中、私の祖先は「木の販売」を商いとして始めることを決めたのです。こうして私まで五代を重ねて、木材商として湖北・長浜の地域の皆様を中心にご愛顧を賜り、今日の当社があります。
しかしながら、代を重ねて営業を続けていく途中には様々な困難もあったことを祖父より伺っております。特に、祖父が誕生した明治38年、日露戦争終結の頃から大東亜戦争終結までの40年間は、当社にとりましても存続していくための試練の連続の期間でした。この間には昭和恐慌もありましてので、当社に限らず、多くの会社様にとりましても大変な時期であったろうと思います。当社は大東亜戦争開戦後、国家の経済統制により一度会社の発展的解消をいたしております。そのような時代と重なる試練を乗り越えまして、大東亜戦争が終結してから2年経った昭和22年4月に、舟浅製材所として祖父が会社を再設立して現在への歩みを始めました。
厳しい中での再出発でしたが、大東亜戦争の復興需要、朝鮮戦争勃発による特別需要などにより、日本の景気は回復に向かい、「近江ベルベット様や個人のお施主様など、多くのお客様にお引き立てをいただいて、その流れとともに当社の業績も成長軌道に乗ることができた」と祖父より聞いております。その後、社名を有限会社船浅材木店と改め、個人の家や商店、工場の建築に使う材木の販売を通して、昭和の終わりまで建築主様や大工様、工務店様にご愛顧を賜りました。改めて、心から感謝申し上げます。
このような当社の流れを受け継いで、私が新・創業を位置づけて取り組んだことが大工職人を育てていくことでした。木材商として、木造建築の真髄である「伝統工法」を後世に残していくために、木造建築を施工する株式会社船浅へと組織変更を行い、もともと私どものお客様でありました、中川久仁夫様など多くの大工棟梁のご協力をいただいて、若者に技術を伝承することが出来たのです。
私は平成7年3月に先代社長より社業を引き継ぎしました。当初は、土壁をつける古来より伝わる伝統的木造建築にこだわって家づくりに取り組んで参りましたが、21世紀に入ると同時に地球温暖化問題が顕在化するなど、自然環境や社会環境の改善に取り組む必要が生じ、家づくりもそれに適応していくことが必要と判断して今日に至っております。それが、伝統工法の更なる価値の向上を目指す「温熱環境のいい家」への取り組みです。
その最初の取り組みが、私の自宅を体感ハウスとして活用するために、祖父が建てた家をエコ改修することでした。このエコ改修には、㈱カネカ様が開発したソーラーサーキット工法を採用しました。周りには、ソーラーサーキットは20年前の工法でもう古いという声もありましたが、はたしてそうでしょうか。ソーラーサーキットは、昭和時代末期に開発されて平成の幕開けとともに本格展開されてきた外断熱・二重通気工法の先導的な工法です。他の工法や部材の多くは、ソーラーサーキットを真似るなどしており一見目新しいものもありますが、温度と湿度の関係を科学的に解析や断熱材の種類と位置などを長い年月を重ねた基礎研究の後に世に送り出すなど、信頼できる工法と判断したことが採用の理由です。
自宅を体感ハウスにエコ改修する工事は、家全体をジャッキで持ち上げて、基礎を作り直すことから始めました。着工から竣工までの全工程で得たエコ改修のノウハウは、これから新築・増改築・リフォームをされる皆様のご自宅に役立て参ります。今年は燃料電池元年と言われ、太陽光発電の需要喚起が促されるなど、地球温暖化問題の克服に向けた国を挙げての動きはますます加速される見通しです。エコ新築やエコ改修が時代の要求となり、より大きな社会的責任に、身を引き締めている次第です。
おかげさまで、体感ハウスを活用してくださる方が徐々にではありますが増えています。これも、これまでに建築させていただいたお客様のおかげであり、お客様のお役に立つことを、創業以来の歴代の祖先が積み重ねてきた結果だと受け止めております。
当社の使命は、お客様の健康増進に貢献することと心得ています。
今後も、手間ヒマをかけて一棟一棟の家をつくり、大工棟梁と職人を育てていくことを大切にし、手作りの技術を伝承していくためにも、先人の培った技術を的確に活用して、滋賀県内、国内から良質の木材を集めまして、お客様のお話をじっくりと承り、ご安心とご満足を提供していきたいと考えております。
何卒船浅を、お引き立ていただきますよう、よろしくお願いします。
感謝
株式会社船浅
代表取締役 藤 居 昌 幹





